人は誰でも生物学上の親を2人持っている。
父母は2人、祖父母は4人、曾祖父母は8人。
10世代前までさかのぼると1024人、累計は2046人にもなる。
すげー。
でもこの調子で40世代前までさかのぼると1兆人となり、累計では2兆人に達する。
おかしい、どこか間違ってる。
さっそくネットで検索するも明確な答えが見つからない。
前提条件などはない。にもかかわらず.....
夫婦が一人しか子供を生まないありえない場合に限るとか、
昔は兄妹や従兄妹での婚姻が多かった、
などの意見がヒットする。
そう考えたくなる気持ち分からなくないけど、何か違う。
ずれてると思う。
で昨日、丸一日考えてみた。 ←もう少し有効なことに時間使えよ(^_^;)
俺なりの結論
まず、このように2のn乗で祖先の数を計算する方法自体は間違いではない。
しかし当時の日本人口を上回る人数に達するのは明らかにおかしい。
そこまでさかのぼって計算することは無意味。
つまり、ここで計算された人数は、延べ人数と考えれば良い。
なかには重複する人間が出てくるから実際の人数は、延べ人数より大幅に少ない。
延べ人数:例えばアイドルの公演が年間100回行われ、
1回に100人入ったとする。
トータル人数は100×100=10000人 これが述べ人数。
実際に公演に行った人間は正確には分からない。
では何故重複するか?
下図で4世代前の祖先に姉妹関係が一組いたとする。
姉の両親と、妹の両親は同一人物だから、二重にカウントされている。
過去にさかのぼって人数が多くなればなるほど、兄弟姉妹の関係が増える仕組みだ。
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結局のところ、祖先の数は不確かだけど、
遥かな昔から確実に今に繋がっているのって不思議だ。
三角は各人の祖先が過去で重なり合ってることの模式図
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さて、上の表を逆に考えると....
今、1億3千万いる人間は27世代後540年後?には1人になってしまう.....って、
なる訳ないけど、何かおもしれー