かき氷器が確か実家にあった筈だと思い探してみると、50年以上前の象印ハイアイスという代物が見つかった。あぁ、一気にタイムスリップする。俺はメロン味が好きで、よく母親に作ってもらってたっけな...。もちろん今でもそれはちゃんと動き、この夏はほぼ毎日使ってた。
ヘンケルスの刃使用とのこと、製氷器はアルミ製で表面積も大きく良く冷えるよう工夫されてる、高価なものではないだろうに意外とこだわりの品だった。因みに昔は北海道では、かき氷じゃなく氷水と呼んでたのが一般的だったと記憶してる。他にもトウモロコシじゃなくトウキビだったし(婆ちゃんはトウキミと言ってた)。恵方巻なんて習慣は北海道にはなかったし。コーラ飲む時はホームサイズと呼ばれた500ml瓶を家族で分けてた。今はメーカーが不健康とプラスチックゴミ大量生産を助長するかのように500mlペット清涼飲料ばかり。あ、だけどお茶とか水は昔はなかったから、今は健康と不健康が同居してるとも言えるか...。かっこ良く言えば消費者のニーズの多様性に合わせた商品作り。その実、メーカーにしたら売れれば何でもいいのだろう。
そのかき氷器はしばらくは調子良く動いていたのだが、暑さが終わった頃、急に動かなくなった。まるで自らの役割りを終えたかのように...。経年劣化の為、樹脂製部品が壊れてしまったのだ。修理を試みたが俺には直せそうもない。
