http://anond.hatelabo.jp/touch/20160215171759
巷を賑わしている、「保育園落ちた日本死ね!!!」。
はてな匿名ダイアリーという、まさしく匿名のブログに、主婦の怒りが投稿された。怒りは伝わってくるが、本人には申し訳ないが共感出来なかった。このようなサイトに投稿するという事は、自分の身を隠しつつも、皆に自分の置かれてる現状を伝えたかったのであろう。今やネットを通じて誰もが意見を言う機会が与えられてるといっていい。が、信頼度高いものから全くのデタラメのものまで極端化している。もちろん、待機児童問題があることは分かっている。この投稿に信頼度が無い理由は匿名投稿サイトであることに尽きる。普通の個人ブログとはまるで違う。そしていくら物事の本質を突いた発言であっても、本人の普段の行動がそれと真逆ならば反感を買うことは目に見えている。自称イクメンの男が実は浮気三昧では説得力もないのと同じ。Yahoo!知恵袋でそれこそ糞みたいな作り話で皆の反響を得る「釣り」。所詮、いかに的を射た発言だとしても扱いとしてはこれと同じ。いわば「あくまで個人の感想です」ネットなんてその程度のもの。もし本当に世間に対し、意見を述べたいならフェイスブックに実名登録することから始めたらどうだろうか。で、そのこととは別に共感出来ない理由がある。一億総活躍社会とはあくまで比喩であり理想を述べただけのこと。これと似たようなものに災害死ゼロってのがあるがこれもあくまで目指すもの。それを杓子定規に私活躍出来ないと言われても困る。もちろん本件に関し国としてやるべきことはまだまだあるが、全体のバランスがある。敢えて乱暴な言い方をすると、こればっかりに金を使う訳にはいかない。そんなことは皆がある程度分かってることだと思ってた。それを自分の都合の良いように世の中が変われと言わんばかりの言い方にしか感じなかった。世にはクズのような人間は多いが、それ以上に多くの人たちが真摯に生きている。権利ばかり主張しても人の心は動かない。
